毛皮のマリー

chelseagirl6132009-04-21


昨日とはうって変わって、今日は美輪様のお芝居。寺山修司美輪明宏のために書き下ろしたという舞台「毛皮のマリー」を鑑賞した。


ある種、かなり独特な世界感で、理解するのに相当苦労したが(というか、未だに整理できてない部分が多いが・・・)、最終的に「愛」を感じるお芝居だった。人にはいろんな欲望があるけれど、結局最後に行き着くところはひとつなんだなと。これまたいい芝居だった。


しかし、美輪明宏の存在感というか神々しさはスゴイわ。骨折しているとは思えない、しなやかな動きと年を感じさせないデコルテの美しさ。プロです。脱帽です。そして、どことなくだが、美輪様自身が「母性」というものをとても尊重していて、憧れのようなものを持って大切に演じられてるような気がした。それがみんなを包み込むような、大きなパワーのある演技に繋がってるんじゃないかなと思った。