神様とその他の変種

chelseagirl6132009-04-20


久しぶりにナイロン100℃の新作公演である。非常に楽しみな反面、最近のケラ作品はいまいち不完全燃焼なことが多く、今回はどうかという不安もあり、微妙な期待値で劇場へ向かう。あれこれ考えずに心を無にして見る事にした。


素直に今回の作品はとても面白かった。親と子、大人と子供、神様と生き物、教師と生徒、いろいろな関係が描かれていて、それぞれについて「何が正しいのか?」考えさせられた。


相変わらずちょっと長いなとは思ったけど、しなくてもいいような分かり難い比喩とか、セリフをどんどん被せてくるとことか、ちょっとした言葉遊びがナイロンらしさでもあると思うので、その分長くなってしまうのは仕方ないのだろう。適度に笑いがあって、人の核心に迫る、いい芝居だったと思う。