ひーはー

chelseagirl6132007-07-30


後藤ひろひと率いるユニットPiperの10周年記念公演。10年目にしてようやく全員集合のPiperの面々に客演でラーメンズ片桐仁水野美紀らが加わって、とっても楽しくて、勢いのあるお芝居を見せてくれた。


おそらく、今、私が贔屓にしている劇団の中では、後藤ひろひとさんの作品が見ていて1番気持ちいいと思う。何と言うか、見終わった後に変なモヤモヤがなくてスッキリ爽快な気分になれる感じ。いいもの見たぞって間違いなく思える。私がいうのも偉そうだが、本当に良くできている芝居だと思う。笑いのバランスとか、複雑すぎず単純過ぎない洗練されたストーリーとか。


今作は西部劇オタクのオフ会にいろんな人が巻き込まれるというふざけた設定だが、「ハンドルネームしか知らない」ことから、全く違う人をその人だと思い込んでしまうってところが話のポイントになっている。今時っぽいネタを西部劇と絡めてくる発想自体が面白い上に、見事に融合させてしまうのだから感心しきりである。


当然、終演後はとってもいい気分になり、勢いでグッズ(ぜんまい仕掛けの馬のおもちゃ)を購入。立ち寄った沖縄料理屋でかなり無邪気に馬を走らせて遊んで帰った。とても楽しい1日だった。