犬は鎖につなぐべからず

chelseagirl6132007-05-29


青山円形劇場にてナイロン100℃の芝居を観劇。なんかいろんなことをスゴイなと感じたお芝居だったが、まず賞賛すべきは岸田國士の本だろう。今、上演しても古臭くないってスゴイ。そこら辺にある身近なテーマを扱っているからだろうか?いつの時代も人々の根底に流れるものは同じなんだなと感じた。


そして、その8つの短編劇を空間や時間軸を上手く利用して繋ぎ合わせたケラさんの脚本は見事だった。豆千代さんの着物や井出さんの振り付けもよいアクセントになっていて、全体として非常にハイカラな印象を受けた。ここ数作、ナイロンのお芝居は役者の力量頼みな感が強かっただけに、強いインパクトがあった今作はとても嬉しかった。