ボラット

何でこんな映画見たんだろ･･･。後悔の念ばかりが募る映画。カザフスタンから初めてＮＹに来たボラットの視点ということで、アメリカの問題点を皮肉るというコンセプトは面白いと思うが、如何せん品がない。目を覆いたくなるようなお下劣なシーンが多すぎる気がした。笑いをとろうとしてるのか、皮肉るための演出か知らんが、スクリーンで見るもんじゃない。

いくつか笑える箇所はあったにせよ、あそこまでレールを外れたことをされると、リアルでなくなる。作ってる感がありありとして、見ていてイライラしてしまった。主演のサシャ・バロン・コーエンの体当たりな演技はすごいと思ったが、見る者を不快にさせては元も子もなかろうに･･･。あぁ美しい映像が見たい。