Ｍａｔｃｈ Ｐｏｉｎｔ

久々に穏やかな休日。昼頃起床し長風呂。そしてエステへ。不用意に日焼けしたこととと、鼻の下に大きなデキモノをこしらえてしまったことを軽く叱られながらも、肌に水分が戻っていくのを感じ大満足。生き返ったわ。そこそこいい気分になり、勢いでマッチポイントという映画を見た。

元プロテニス・プレイヤーのクリス（ジョナサン・リース・マイヤーズ）は、大金持ちのトム（マシュー・グード）と親しくなり、やがて彼の妹クロエ（エミリー・モーティマー）と結婚。しかし、トムの婚約者で、セクシーなアメリカ人女優のノラ（スカーレット・ヨハンソン）に心を奪われ、不倫の関係に陥ってしまう。

思いつきで見た割には当たりかと。とにかくスカーレット・ヨハンソンの美しさに脱帽。同姓の私でも惚れるね、ありゃ。キャラ的には最悪な女なのだが、全て美しさによって許される感じ。「ロスト・イン・トランスレーション」しかり、「真珠の耳飾の少女」しかり、無意識のうちに誘う女役が定着しつつあるのも、その子悪魔的なセクシーさのためだろう。今後、どんな役をやっていくのか楽しみである。

ストーリーも面白かった。後半、指輪がフェンスの内に落ちるか、外に落ちるかがストーリーの鍵になるのだが、いい意味で裏切られた。彼の罪が闇に葬られたことにより一見ハッピーエンドっぽいが、むしろ一生罪悪感を１人で秘めてて生きてく方がよほど苦しいだろうなと思った。彼は人生の勝者のように見えて、実は敗者ではないかと思わせるエンディングがよく出来ていた。