お料理がんばるぞっ!

chelseagirl6132006-03-06


会社と同じ建物に入っていながら、なかなか伺う機会がなかったレスタジのクッキングクラスに参加してみた。イタリア人シェフが教えてくれるお料理教室だ。といっても、自分で作ることはなく、レシピを手元にメモを取りながら、シェフのデモを見るだけの楽ちんなもの。しかも、デモの後には習った料理(4品)のコースを頂き、ワインなんか飲めちゃうから嬉しい限り。これで6,000円は絶対お得だと思う。


入店すると、シェフが気軽に「ボンジョルノ〜」と声をかけてくれた。つられて我々も「ボンジョルノ〜」と愛想をふりまく。プロの料理人(しかも外国人)からお料理を習えることに期待は膨らむ一方である。さあ、いよいよクッキングクラス、スタート!

本日のお料理
トルタパスクワリーナ(野菜の詰め物をパスタ生地で包み、焼いたもの)
菜の花のスパゲッティー
仔羊ロースのソテー
甘夏のセミフレッド(ムースを凍らせたような感じ)

いや〜、マジで感激した。技術もさることながら、料理に対する考え方に強く感銘を受けた。特に「全ての食材や調味料について、そこで使う意味があるということ」
を教わった気がする。当然といえば当然なのだが、ここまで意識して料理することが大切なんだろうなと思った。例えば、野菜の詰め物に米を入れるのは、水分を吸収しパスタで包み焼く時に水っぽくならない為と野菜エキスを吸い込ませ旨味を凝縮させる為だそうだ。また、オリーブオイル、胡椒、塩は用途に合わせて当然種類を変えるし、メイン食材の産地に合わせて、付け合せの食材の産地を選んだりもする。他にもモッツァレラチーズは乳牛じゃなくて水牛のが旨いとか、羊のスジと脂は臭いからとって、脂を補う為にパンチェッタを巻くとか・・・もう、たくさん、たくさん。

そういった一つ一つのこだわりを丁寧にお話して下さったシェフの姿に、「食」に関する知識と愛情が並外れていることを見せつけられた。「おいしいものを提供しよう」っていう強い気持ちとプロの意識の高さを感じ、かつ食物の持つ魅力自体も再認識できた。仕事が落ち着いたら、定期的に通いたいなぁ。