レジェンド・オブ・ゾロ

chelseagirl6132006-02-18



あまり見るつもりは無かったが、ちょうど時間に合う映画が無かったので、見てみた。ホント絵に描いたような娯楽映画。できるだけブルースクリーンを使わず、生身の人間がアクションをしているとあって、迫力があり痛快だった。もちろんストーリーは勧善懲悪で、最後はお決まりのハッピーエンド。後味もよく、意外と楽しめた。

1850年、カリフォルニアはアメリカ合衆国の31番目の州になろうとしていた。そして自由な暮らしが人々に訪れるその日に、正義の味方ゾロは引退をするはずであった。ところが、投票当日に妨害をする者が現れたりと悪の影は依然として後を絶たない。アレハンドロは、各地の投票が終わるまでの3ヶ月間は、ゾロとして人々を守っていくことを決意する。

でも、どこか胡散臭さを感じてしまうヒーローだったな。それが狙いなのかもしれないが、どのシーンでも微妙に締まらない感があり、もどかしかった。気の強い妻エレナとのバランスはよかったと思うが、カリスマ性やスマートな感じがもうちょっと欲しかったところだ。


あと注目して欲しいのは、ゾロの愛馬のトルネード。かなりカッコ良かった。肉付きの良い漆黒の馬体はとても美しく、颯爽と駆け抜けるシーンや勇ましく立ち上がるシーンは綺麗な絵画のようだった。また、ゾロに寄り添うかわいい仕草やパイプやビール瓶を加えるといったお茶目な演技までやってのけ、個性豊かな俳優陣に引けをとらない立派な役者っぷりであった。お見事。

しっかし、アントニオ・バンデラス、濃かったなぁ。黒いマスクしてても濃いんだから・・・。