冒険終了

移動の飛行機の中でようやく「羊をめぐる冒険」を読み終えた。正直、すっごく読むのが大変だった。時間軸が多すぎ。主人公の過去・現在・未来。ある町の出来るまでの話。羊博士、先生、鼠の過去、などなど。本文中にいきなり☞が出てきて、違う軸に吹っ飛ぶのだ。
まぁ、頭の中で情報を整理しながら読み進めていく作業が、ある意味冒険だったかもしれない。苦労したけど、面白かったことは間違いない。ただ、いまだに羊の正体は全く分からないのだが・・・。


あと、全くどうでもいいことだが、途中に登場する「いわし」という名の猫が何故か印象に残っている。先日、六本木ヒルズのけやき坂でぼけっとコーヒーを飲んでいたら、黒いモコモコした犬を連れたマダムが「ひじきさん」と犬を呼んでいた。和風テイストの三文字をペットにつけるセンスがちょっとおしゃれだと思った。

羊をめぐる冒険(上) (講談社文庫)

羊をめぐる冒険(上) (講談社文庫)

羊をめぐる冒険(下) (講談社文庫)

羊をめぐる冒険(下) (講談社文庫)