隠れた名店
森下の高橋商店街(通称:のらくろ通り)の中にあるベッラナポリという店に連れて行ってもらった。20人も入ったら一杯だろうという小さなお店には大きな釜があり、ピザの焼けるいい匂いが店中に漂っていた。
予約なしでは入れない人気店らしく、今日も何組もの人が店先で残念そうに引き返して行った。予約をした我々も土曜日なので1時間半のリミット付き。うかうかしてはいられない。
早速、野菜サラダ、黒むつのグリル、プロシュートのピザを頼んだ。サラダは自分でオイーブオイル、バルサミコ、塩、胡椒をかけるスタイルで新鮮な野菜の味を堪能できた。そして、我々は黒むつを食べながらも、釜の前でピザ生地を延ばして焼く姿に夢中になっていた。職人さんは釜の中でピザをくるくると器用に回し、微妙に位置を変えながらあっという間に焼き上げていった。
いよいよお待ちかねのピザの登場。予想以上のルッコラと生ハムの量に驚いた。先輩から「形振り構わず、大胆に食べるのが一番美味しい」というアドバイスを頂き、生地で具を包むようにして手づかみでパクリ。うっ、うまい。お決まりのピザソースは使っておらず、チーズも少なめのそのピザは明らかに今まで私が食べてきたそれとは違うものだった。パルメザンチーズの香りがとっても良くて、結構大きいけど赤ワインと一緒に頼んだら何枚でもいけそうだった。こりゃ、病み付きだ。