アッコちゃんの時代

久々に林真理子さんの本を読んだ。
彼女の本は非常に読みやすいので、ついつい夜更かしして一気に読んでしまう・・・。


今回はバブル時代の小悪魔厚子(通称:アッコ)が主人公。
彼女は次から次へと金と権力を持った男と不倫を重ねていく。
当の本人に全く罪悪感はなく、男達もまたしかり。といった話。
そんなあきれた登場人物達が不思議なことに、皆どことなく憎めないのだ。
特にアッコのおおらかさ、好奇心のままに生きていく姿は素敵だった。
こういった個性的なキャラの描き方はホント上手。サスガ真理子先生。


ちなみにアッコさんは実在する方で、彼女に取材をもとに、この話は書かれてるそうだ。相当魅力的でインパクトのある方なんでしょうね、彼女。今もお綺麗とのこと。


しかし、なんかちょっと内容は軽かった気がする。
キャンティ」「赤プリ」「ユーミン」などちょっと昔を思い出させるキーワードが随所に散りばめられていて懐かしく、楽しんで読めたけど。
まっ、そんな薄っぺらい時代だった。ってことなんでしょう。
「バブル」という時代にはみなご機嫌だったんだな。

アッコちゃんの時代

アッコちゃんの時代