もしかして3回目?!

chelseagirl6132009-12-21


ヨーロッパ企画の「曲がれスプーン」を新宿紀伊国屋ホールにて鑑賞。タイトルからして「サイキックもの」であること想像はできたが、これが既知の「冬のユリゲラー」のリメイクと分かったのは開演の数分前のことだった…。その瞬間、いろんなことが見事に=(イコール)でつながれていった。


最終的には長澤まさみ主演の映画「曲がれスプーン」=ヨーロッパ企画の「冬のユリゲラー」という結論がはじき出され、これが映画化に伴った再演であることで全てが腑に落ちた。そんなすっきりとした気持ちで見たこの芝居。やっぱり面白いわ。


2002年と2007年に見ているので、これで3度目となるこの芝居。見る度にいろんな発見があり(年のせいか、肝心のオチを忘れていたこともあり…)、また、配役が変わるとこんな風に雰囲気が変わるんだ〜といったマニアックな楽しみ方もでき、毎回違った面白さを与えてくれる。


当たり前のことだけど、本がしっかりできている作品は息が長いんだとつくづく思った。色褪せず、色を重ねていける芝居。冬のユリゲラーはそんな芝居だと思った。歌舞伎ってのは、その極みだよな〜。うむ、演劇は奥深い。