The 宴

chelseagirl6132009-02-19


田町の牡丹にて、理事が担当する部署の送別会が開かれた。私もこっそりお邪魔する。番頭さんっぽい方がいて、打ち水をしてある「これぞ」という感じの玄関から長い廊下を通ってお部屋へ。


うぉっ。畳の広間に五十人規模の宴席。バブリーな一昔前の光景だと思っていた席がそこに広がっていた。不景気の折、牡丹さんのように名の知れた懐石料理屋さんも一般人が使えるような価格帯の宴会をとるようになったのね。世知辛い世の中だ。


で、お料理は値段相応といったとこ。確かに美味しいんだけど、それといった感動はなかった。ちゃんとしたお値段のコースを頼むと、きっといいものがでてくるのだろう。しかし、特筆すべきにはそのホスピタリティ。理事の車の確認しに外に出ようとすると、すぐに車のナンバーと待機場所を教えてくれ、サンダルをそっと差し出してくれた。そして、お開きの時間を伝え、一旦席に戻ると、帰りにはいいタイミングで玄関に配車されていた。


お陰でとても気持ちよくお店を出れた。「接待」の席としてよく使われるお店って、こういうとこがちゃんとしてるのね。ひとつ勉強になりました。