サンショウウオを探せ!

今日は1日かけてロワール地方の城めぐりである。トゥール発着の4〜7人の小さなツアーに参加した。ガイドさん含め全員外国人、しかも国籍バラバラだったけど、適度な自由度がいい感じのツアーだった。ちびっこ日本人2人は小さいのをいいことに狭い助手席に座らされたので、ガイドさんにいろいろと話を聞けた。ラッキーといえばラッキーだったのだろう。



★シュノンソー城
川の上に立つ城の姿と立派なお庭が非常に美しい。一ヶ所目に立ち寄ったこともあり、かなり高めのテンションで見学した。城主が代々女性であったことから「6人の女の城」と呼ばれており、いろいろな愛憎劇があったらしい。そんな話を想像しつつ、城内を巡ったので、より一層楽しめた。むふ。



左:2番目の城主ディアーヌ・ド・ポアティエの名前がつけられた庭。ピンクの花と芝生の模様がカワイイ。そしてヤバイ位の好天。絵ハガキにできそう。
右:暖炉上の火を吹くサンショウウオはフランソワ1世の紋章。


★アンボワーズ城
イタリアのルネッサンス様式が取り入れられた城として有名。レオナルド・ダ・ヴィンチ他、数々の芸術家がイタリアから呼び寄せられたのだとか。美しいものに貪欲なフランス気質を感じます。城自体というよりは、ロワール川を含めた景観や城下町が美しいという印象。もちろん、この城の暖炉上にもアイツがいた・・・。


カフェやレストランが並ぶ城下町は活気があって、いい雰囲気。ガレット&シードルを美味しく頂いた。私のはハム・トマト・チーズ・バジルが入ったマルゲリータ


シャンボール城
とにかくデカい。そのスケールの大きさに圧倒された。なぜ故に440室もある城を造ったのだろうか?正直、見学途中で目が回りそうになった。疲れ果てて食べた、レモンシャーベットが死ぬほど美味かった。

ただ大きいだけでなく、塔や城壁、天井まで細かい装飾がなされており、凄いの一言。見難いですが、塔の上部にもサンショウウオがおります。ちなみにこちらのお城の設計者は未だに不明らしく、レオナルド・ダ・ヴィンチが関与しているという説が濃厚らしい。


他にもシュベルニー城、ショーモン城(車窓から)等、存分にロワール地方を満喫できた1日だった。毎回反省することだが、もう少し時代背景や人間関係(王の家系)とかをしっかり勉強してきてれば、もっと楽しめただろうに・・・。次はベルバラを熟読して、ヴェルサイユ宮殿に乗り込もう。


トゥールに戻っての最後の晩餐はシーフード。生の牡蠣とか海老とか、ムール貝のワイン蒸しとか、山ほど頂いた。しかし、いいところだったな。窓から見えるちょっとした風景が絵になるって、素晴らしい。なお、今日のBGMは朝からブルーシャトーだった。♪森とぉ〜泉にぃ〜か〜こ〜まれて〜♪