午後はまるまるルーブル美術館

今回の旅行の最後のイベントはルーブル美術館。幼い頃から1度訪れたいと願っていた場所である。周囲から混んでいると聞かされていたが、早めの時間に到着したため、地下入場口から意外とすんなり入場できた。チケットも自動販売機の列は空いていてすぐ買えた。



モナリザの人気にうんざりしながらも、レオナルド・ダヴィンチの絵画を生で見られたことに感動した。重厚というか、引き込まれる不思議な感じ。私としては「岩窟の聖母」の方がインパクトがあった。色彩鮮やかなイタリアの宗教絵画(あんまり好きじゃない)の中にあって、異彩を放っていた。いや〜もう、ほんとにスゴイわの一言。これだけの美術品が一同に介していることに改めて感心する。しかし、そんな中ですごい偶然がおこる。


小学生の時に、上野で催された「ルーブル美術館展」で私が最も気に入った絵(この1枚だけは絵葉書を買った記憶がある)を見つけることができたのだ。思わず「うぉーーっ!」と声を上げそうになった。それは特段有名な絵画でもなく、今回も探していた訳ではないのに、たまたま目に飛び込んできたのだから。


もう感無量です。20年の時を経て、憧れのルーブルであの絵画と遭遇できるなんて・・・。全てのフロアを見きれず端折ったり、人ごみで見落とした絵画もある中、巡り逢えたってことに若干の運命を感じた。そして、驚きと嬉しさが込み上げる中、あの時と同じように、ブルーのヴェルベットのドレスと乳白色の透き通る肌の美しさに感動した。本当にパリに来て良かったわ。