パリを満喫

chelseagirl6132007-08-19


旅も終盤にさしかかり、ようやっとパリ市内の観光っぽいことを始めてみた。


ピカソ博物館
マレ地区の住宅街にあり、辿り着くのにかなり迷う。
目立たない建物だが、中は意外と広く作品の多さに驚いた。キュビズムっぽくない初期の頃の作品や立体作品は新鮮で面白かった。なんとなくギターをモチーフにした作品が多かったような・・・。音楽好きだったのかしら?それにしても、ピカソの作品ってパワーある。かなり消耗した。


エッフェル塔
同期に勧められたとおり、シャイヨー宮からセーヌ川を挟んで見物する。塔の下にシャン・ド・マルス公園がぐーっと広がっているのが美しく、良い眺めだった。こちら側にはほとんど日本人がいなかった。


突然の豪雨に見舞われ、一時はどうなることかと思ったが、各所で雨宿りをしてしのぐ。体が冷えて駆け込んだカフェで食べたクロック・マダムは絶品だった。夕刻、今まで共に旅した後輩とお別れ。北駅までお見送り。さよ〜なら〜。ありがとね〜。次回はロンドンでお会いしましょう。


★モンマルトルの丘
かねてから聞いていた「北の方は治安が良くない」というのを肌で感じる。酔っ払いが大声を上げていたり、怪しい客引きが声をかけてきたり・・・。同じパリでも雰囲気がこんなにも違うのだなと驚く。1人になってから来るんじゃなかったと反省するも、折角なのでサクレ・クール聖堂を見学することにした。


が、尋常ではない人の多さ。「そんなに人気なのかしら?」と思い、人ごみを分け入ると、なんとモンマルトルの丘をマウンテンバイクが滑走していた。わぁお!!大きくジャンプしたり、見事なコーナリングを披露したり。ちょっとスリリングなショーに自然と歓声を上げた私。さっきまでの緊張はどこへやら、周りの観衆に混ざってすっかりイベントを楽しんだ。

ちなみに大好きなダリの美術館が丘の上にあったので入ってみたが、これは酷い。ほとんどがシルクスクリーンの複製品。ダリが手がけた芝居の衣装や歪んだ時計の像等珍しい物も数点はあったが、高い金払って見るもんじゃなかった。失敗。


ノートルダム大聖堂
7時頃行ったので、もう中には入れなかったが結構人がいた。外観を見ただけでも、物凄く凝っていて丁寧な細工や、塔のデザインの美しさに感動したので、きっと中のステンドグラスなんかは本当に美しいのだろうなと想像を膨らまし、泣く泣くそこを後にする。次に来たら、ノートルダムとサント・シャペルは明るいうちに見ておこう。ここで同期と待合せ。大勢の人の中、何とか発見。日本人って分かりやすい。


夕食をとるレストランを探す。サン・ミッシェルの辺りは狭い路地にいろんな国のレストランが並び、活気が溢れていた。こういう所大好き。本当に楽しい。しかも格安だから最高。良く分からんが、皿を割るのが縁起物らしく、ぱりーん、ぱりーんと各所で皿が乱れ飛んでいた。パリだけに・・・。くだらん。
格安の海老のバーベキューに釣られ、フランス最後のディナーはギリシャ料理を頂き、食後はセーヌ川沿いを散歩した。明日帰国するのが名残惜しいとつくづく思った。