少女とガソリン

chelseagirl6132007-06-29


今日は夏休み。ほぼ1日下北沢で過ごす。

まずは過去に上演された「日本の女」という芝居のフィルム上映会+イケテツさんトークショーに参加。その後、民家のようなカフェでまったりしていたが、どうしても見たくなったので「少女とガソリン」の当日券に並び、19:30より芝居鑑賞。


チケット入手まで30分以上かかり、かつ、かなり窮屈な席での鑑賞だったけど、それでも心底見てよかったと思った。ラストのシーンではちょっと涙ぐみそうになった。逆に言えば、狭いスズナリだからこそ、空気が濃厚になり、これだけ感じるものがあったのかもしれない。


まず、所狭しと大の大人が暴れまくる前半のハイテンションさ加減に拍手。杯を酌み交わす水浸しシーン、本気で壁に叩きつける格闘シーン、アイドルのPVを見て振り付きで熱唱するシーン、どれをとっても爆笑モノ。各々の振り切れた演技を超えた動きにある意味感動した。


そして、後半の犬山イヌコ中村まことの掛け合いは本当に素晴らしかった。離れてはいたものの、やっぱり夫婦なんだなという感じ。永年連れ添ったかのような、しっくりくる感じ。じーんとした。


長塚圭史の作品には、見る度に大きな力で心を突き動かされる。しかも、この頃その力はさらに増長している。阿佐ヶ谷スパーダース、恐るべし。