流し目にうっとり★

chelseagirl6132007-01-22


先輩にお誘い頂き、浅草の大勝館で大衆演劇というものを初めて見た。しかも、今月は劇団朱雀・橘劇団の二座合同公演。早乙女太一橘大五郎という恐ろしく美しい2人の女形役者に魅了されっぱなしの3時間だった。


ホント溜息が出るくらい綺麗。身のこなし方や着物の裾の捌き方も上品で優雅である。しかも2人はまだ16歳と20歳の男の子…。負けた。28歳女子、完敗である。どうやったら、あんなに色っぽい流し目をしたり、切なげに目を潤ませたりできるんだ?一度ご教授願いたいものだ。


SHOWとしても見応えがあり、時代劇、舞踊ショー、舞踊劇の3部構成+劇団員自らの物販案内あり、たけし軍団の漫才ありと全く飽きさせないものだった。映画「座頭市」に出演した先の二人のタップダンスを生で見れたのは、ちょっと嬉しかった。


そして、何と言っても最後の舞踏劇は圧巻だった。和製ミュージカルとでも言おうか。小さい芝居小屋とは思えないスケールで、着物の見事さだけでも見る価値あり。台詞は一切なく、歌と舞踊と役者の表情だけで作られる独特の世界観が素晴らしかった。


これだけ楽しんで2300円。お得過ぎる。バンザイ。こういう文化は決して絶やしてはいかんなと思った。