絶景を目指して

ひたすらに歩いた。ノースヘッドと呼ばれる岬の先端までは、バスを降りてから30分以上歩かなければならなかったが、水を片手にせっせと歩を進めた。途中、あまり観光客がおらず「本当にこの道であってるのか?」という不安に苛まれ、所々にある「大トカゲ注意」の看板にかなりビビりながらの前進。頼むから無事に着いて〜〜。


この旅一番の怖い思いをして、汗ダクで辿り着いた所には想像以上の絶景があった。まず左手、断崖絶壁に荒波が押し寄せる映画みたいな光景。次に正面にはどこまでも広がる青い空と青い海。そして右手には海を挟んでシドニーの街が遠くに見えた。あまりの美しさにしばし呆然。両手を思いっきりのばして深呼吸したら、すごーーく気持ち良かった。