ダリ回顧展

chelseagirl6132006-10-24


家の用事も一段落したので、気分転換に美術館に出かけた。もちろんお目当ては大好きなダリの回顧展。9月から始まっていたのに、かなり出遅れた。まぁ、絵は逃げる訳じゃないからいいか。


しっかし、平日だというのにえらい人だ。しかも、彼の絵はとても緻密なので、どの絵も足を止めて細部までじっくり見たくなるものばかり。そりゃ、2重3重の人垣にもなるわな。


それでもこの展示は絶対見るべき。やっぱり、いいわ〜ダリ。70点にも及ぶ彼の作品からはいろんな「愛」を感じた。ガラに対する愛は格別だとして、故郷、家族、芸術…。彼が大切にしていたものの一部を垣間見ることができた気がした。あと彼はホントに絵が上手い。恐ろしい腕を持っていると改めて感じた。10歳の頃に書いたデッサンでは早熟っぷりに驚かされ、他の作品の模写はその正確さに見分けがつかない程だった。また、印象派の技巧を取り入れた絵などもあり、どんな作風の絵も描けるんだと、ただただ感心させられた。


あるライン以上絵に近づけないことと、ガラス付きの額に入ってしまっている作品があったのがとても残念だったが、会期中にもう1回来よう。そして、スペインのダリ美術館に絶対行くぞ!と心に誓った。