斎藤君おめでとう！高校球児ありがとう！

強豪相手に一人で投げ切っちゃったよ。９４８球、ホントにお疲れ様。と、ちょっと馴れ馴れしく言ってみるが別に知り合いじゃない。有名になった途端に親しくしてくる親族みたいだ…。

さて。今年の高校野球は激戦の末、早稲田実業が悲願の夏初優勝を果たした。やっぱり斎藤君、改めてすごいピッチャーだと思った。当初は駒苫の田中君ばかり脚光を浴びていたが、結果として斎藤君が一枚上手だったと思う。

まずコントロールがいい。今日の試合、何気に無四球だった。１５回投げた翌日にしっかり自分のピッチングできるんだから、たいしたもんだ。しかもタフ。９回表に１４７ｋｍ投げてた時は驚いた。この細い体にどんだけ力残ってるんだろうと思った。

そして、何より頭の良さを感じた。昨日の試合で１塁にランナーを置いてピッチャー正面の内野ゴロが来た時、冷静にセカンドに投げたの（しかもストライクなボール）を見てそう感じた。無理かいけるかの正確な判断が瞬時にできるんだろうな。って。だから、力任せな投球はしないもんね。マウンド上でタオルで汗を拭う姿と共に、丁寧なピッチングがとても印象的だった。

総じて、今年の甲子園は手に汗握るいい試合が多かったと思う。準優勝とはなったものの、駒苫の粘り強い攻撃による連日の逆転劇は感動的だった。高校球児の皆さんの精一杯のプレーに心から拍手！どこぞやのボクサー親子にもこの嫌味（演出）のない爽やかなプレーを見習って欲しいものだ。