新たな試み

部内に置いてあった新聞の切り抜きでおもしろい記事を見つけた。

東京ディズニーリゾートを運営するオリエンタルランドは、園内のレストランで使う葉物野菜を、発光ダイオード(LED)による水耕栽培で自前供給することを決めた。100%子会社が同県袖ケ浦市に工場を作り、東京ディズニーランド東京ディズニーシーに来春から出荷する。LEDを使った葉物野菜の栽培工場としては、国内最大級になる見通し。


赤色発光ダイオードを野菜に当てると、光合成が促進されるので、通常の半分の期間で収穫でき、かつ栄養価も高い野菜になるというのは、以前よりすごいことだなと思っていたが、オリエンタルランドがこれに注目したってことに感心した。


年間でかなりの野菜の消費をするTDRにとって「安定した野菜の供給」が1番のメリットだと思うが、この健康志向のご時勢、家族連れが多い施設で「生産地がはっきりしていて、栄養価の高い野菜を出してます。」と胸を張って言えることはかなりプラスの印象を与えるだろう。さらに、サービス業の企業はどうしても*1障害者雇用率が低くなってしまうのだが、今回のように特例子会社を作って障害者を積極的に雇用すれば、親会社の雇用率にも反映される。ホント一石三鳥位のナイスアイデアだと思った。誰が考えたんだろ。


大手ファーストフード店等とテナント契約をしておらず、しっかり独自のフードビジネスを展開しているということはオリエンタルランドの強みだと思う。今回の施策も他社が介入していたらできなかっただろう。確か、ショー部門と同じ位フード部門には力を入れてるのよね、この会社。小さいことだと、ポップコーン1つとっても、味や容器、販売場所など良く考えられてると思う。やはり、レジャーの中で「食べ物」って要素は大事だと思う。美味しい物は絶対人を連れてくるもの。
いろいろ問題はあるだろうけど、うちの会社ももっと食べ物に力いれたらいいのに。釜で炊いたおにぎり専門店とか立ち飲み焼酎バーとか、お客様は喜ぶと思うんだけどな。

*1:法定雇用率1.8%に満たない企業は障害者雇用納付金を納めなくてはならない