芦屋の名店

関西にいるグルメな同期の「４年間の集大成」という串揚げ屋さん あーぼん に連れて行ってもらった。

店内はほぼカウンター席で、目の前で揚げられた串がよいテンポで次から次へと出てくる。蟹、白子、牡蠣のように素材を味そのままを生かす串から、ホワイトソースが入っていたり、素材をチーズやバラ肉で包んであったりと丁寧な仕事が施されているものまで、バラエティーに富んだ約２０本の串揚げ達は私を幸せな気分にしてくれた。食べるのに夢中で写真を撮るのも忘れた位。仕方なく残骸を激写･･･。

店に向かうタクシーの車中でちょっとキレ気味の運転手が「あの店はタレにシャブが入ってるから人気があるんだ」などと、訳の分からないことを言っていたが、確かに特製ポン酢のようなタレに潜らせてでてくる串は絶品だった。あと、デザート串の「桜餅」には度肝を抜かれた。こんな食べ方もあるのね。

ともあれ、また一軒素敵なお店に巡り会えたことに感謝。そして、どーでもいいけどお店のマスターがすっごく福耳だった。松井級。しかも、お話が上手だし、お料理に対して愛情を持っていてとても研究熱心なのが伝わってくる。扇形の弧のようなカウンターに座った十数名のお客さんに満遍なく目線を配っているのにも関心した。小さなお店だけどこれだけファンが多いってのは、味もさることながら人によるところが大きいのだなとつくづく思った。