ウソツキ〜

今年一月以来の猫のホテルの本公演。すごく楽しみにしてたヤツだ。
やっぱり彼らは上手いわ。
猫のホテルの芝居って何の変哲もない一家団欒みたいなシーンが結構あるのだが、とても自然で。みんな普通にビール飲んで、「ハムにはマヨネーズだよね」とか言ってる。こういうシーン大好きだ。


今作は「はっぴぃえんど」というバンドの解散後、メンバーの中、1人だけ成功を収めた高尾(池田鉄洋)が主人公。彼は後ろめたさからか感情を押し殺し、ひっそりと暮らしていた。蟠りが全て解け、彼の中に「はっぴぃえんど」の記憶が鮮明に思い出された時には、塗り重ねられた嘘により彼は全てを失ってしまう。というお話。


千葉雅子さんの本はどことなく哀愁があっていい。また、現実と記憶の部分がうまく切り替えられていて、見せ方の上手さを感じた。振り切れたテンションの役者陣にも拍手。