麻生久美子 強化月間その1

chelseagirl6132009-06-10


おとなりを見た。
タイトルは「隣人」と「音がなる」のWミーニング。
顔を合わせたこともないお隣さんの生活の音。初めはうっとうしいと思っていたが、ある時からその音によって妙に落ち着いたり、それがないと寂しいと感じるようになって・・・というお話。


かなり夢物語のような話だが、この映画のキーである「*1基調音」というものに関しては、なるほどなと思った。


聡(岡田准一)がコーヒー豆を挽いて淹れる音と、七緒(麻生久美子)が練習しているフランス語の響きがなんとも「ほっ」とする感じで、心地よかった。あと気に入ったのはエンドロール。映像ナシで2人の会話と朝食を作る音のみが流れるのだが、そこからとても幸せな空気を感じることができた。


「琴線に触れる」なんて言葉もあるように、「音」って心に直結してるのね。

*1:普段は意識していないけれど、いつも傍にあって、それがないとなんとなく寂しくなる音