つみきのいえ

昨日は十数時間死んだように眠った。お陰でスッキリ回復。眠るって大事なことだ。
さて。今日は六本木ヒルズでアカデミー賞を受賞した「つみきのいえ」を鑑賞。

たった１２分の短い映画だったけど、それも大きな出来事があるわけでもなく、淡々としたものだったけど、非常に心に残る映画だった。

何より温かさを感じた。おじさんが海に潜っていくのが、まさに「人生を紐解く」作業なんだけど、１つ１つの思い出として描かれる画がとてもやさしくて。手描きの良さだなと思った。ちょっとセピアがかった色調がまたいい。「ごぼごぼ･･･」という、あぶくの音に誘われて、穏やかな時間が流れた。

最初に１人で食事をしているおじさんと、ラストに乾杯をして食事をするおじさんを取り巻く空気の違いが全てを物語っていた。簡潔で秀逸な映画。オスカー受賞、おめでとう。