スオメリンナ上陸

午後、フェリーに乗って訪れたのはスオメリンナ島。こちらは世界遺産にも登録されている海上要塞である。博物館で歴史を調べてみると、初めはスウェーデン領として、次いでロシア領となり、何度もこの地で戦火が交えられたこと、その後も捕虜収容所として使われたことなど、結構沢山の人が命を落としている地だということが分かった。フィンランドって独立して実はまだ100年経ってないのね。平和なイメージしかなかった私は軽いショックを受けた。そして、今こうして恐ろしい程穏やかにこの島がある平和を嬉しく思い、また大きなギャップにちょっと違和感を感じたりした。


そんなことを思いながら島内を散歩。大砲やそのための穴が空いた高く頑丈そうな城壁、逃避壕など普通に残っていた。おーサスガ難攻不落の北の要塞!かと思えば学校や住宅、カフェなどもあり、確実にここに人が住んでいるということも実感できた。なんか不思議なとこだ。寒さのせいか、ほとんど人がいなかったので、1人お城の迷路に迷い込んだようで、軽くドキドキしながら狭い穴を通ったり、塀にある小さな木戸を開けてみたり、探検を楽しんだ。ここで警ドロやったら、相当面白いだろな〜とふと思った。