芸術は爆発だ！

汐留に岡本太郎画伯の「明日の神話」を見に行った。公開当初から見たいと思っていたが、結局見れたのは最終日の今日となってしまった。いや、ホントに見れてよかったわ。

すごいパワーのある絵だ。雲や炎みたいな模様の１つ１つに表情があって、黒のバックに原色系の鮮やかな色が映えて、全体がぐおっーーと飛び出して来そうな感じを受けた。当然のことながら、テレビで見た時よりもずっと迫力があった。やっぱりブラウン管ごしには伝わらないものね。あと個人的に流れるような曲線や骸骨っぽいモチーフが好きなので、非常にこの絵を気に入った。

そして、いよいよお別れの時間。19時になると田島貴男（オリジナルラブ）が「明日の神話」を歌いだした。こんな所で聞けるなんて、ラッキー。しかし、歌に合わせて徐々にカーテンが閉まっていくのを見ていると切なくなってきた。やっと日の目を見たこの絵が、またしばらくお蔵入りしてしまうのはとても残念。こんなに元気になれる絵はもっと多くの人の目に触れるべきだと思うんだが、次の公開は一切未定らしい。何年後、何十年後でもいいからまたどこかで会いたいな。その時はまた違った感覚を与えてくれるだろう。