地中美術館

しぶしぶチェックアウトした後、地中美術館に向かう。こんな所にモネの絵があるなんて!と思いながら、展示室へ行ってみると「靴を脱いで下さい」と言われた。そんな美術館は今までなかったので、過保護じゃないかと思いながら部屋に入ってみてびっくり。床一面に大理石の小さなキューブを敷き詰めてあったのだ。


遠目で見ると大理石のマーブル模様が床全体にグレーの濃淡をつけていて、まさにモネの絵画のような雰囲気になっているのだ。なんてお洒落なんでしょ。ちょっと贅沢な絵画鑑賞をした気分になった。


あとはジェームズ・タレルという人の作品が気に入った。「光そのものをアートとして提示する」という彼の作風は、ちょっとした人の目の錯覚なんかも取り入れているよう。四角い枠とほんの僅かな光があればスクリーンのように見えてしまうんだとびっくりした。そしてその空間内では、奥行きを推し量る感覚が麻痺しているような不思議な感覚を経験をした。かなり言葉では説明が難しい・・・。とにかく、興味のある方は彼の作品を体感してみて下さい。


ぽかぽか陽気の中、睡蓮の池(モネ)を再現したという「地中の庭」でぼけっとしてるのも気持ち良かった。ここの美術館もいいところだった。